安全・安心な社会の実現と、その先の未来の創造
持続可能な社会の実現を目指して
地域と地球の環境保全、社会基盤の整備、さらには循環型社会の構築に必要な専門知識をあわせて理解し、循環型社会の形成を担う提案力と実行力のある技術者を育成します。
土壌、水、大気、生物などの自然環境と人が生活する社会環境が関わることで生じる環境問題や,その環境問題の解決のための専門教育と研究を様々な角度から実践し、持続可能な社会づくりに取り組んでいます。
環境・社会基盤工学科の歴史
1963年(昭和38)から富山の環境と社会基盤を支える歴史と伝統
環境・社会基盤工学科は、富山県立大谷技術短期大学に1963年(昭和38年)に設置された衛生工学科、1970年(昭和45年)に設置された農林土木科を源とします。
50年以上の歴史と伝統の中でこれら2学科が複合するとともに、県内外に多数の環境技術者、建設技術者を輩出し、関連した技術開発・研究成果を数多く積み重ねてきました。
現在は、これまでの理念を継承しながらも、新たな時代の要請に応えることのできる技術者・専門職業人・市民を社会に送り出すとともに、環境・社会基盤工学分野における先端技術開発・研究に取り組んでいます。
講座紹介
環境工学講座
環境工学分野では、人類共通の財産である水・大気・土壌の性状を損なうことなく次世代に伝えることに加え、人間の生産活動に伴い発生する廃棄物の有効利用や各種化学物質が生態系に与える影響などを総合的に解決することを目的としています。
環境工学分野は工学・農学・理学など様々な分野の知見を取り入れながら、現在も発展を続けている新しい技術分野です。
日々進歩を遂げている環境工学分野の知見を集積し、新しい環境技術者の育成を目的とした研究・開発に取り組んでいます。
資源・エネルギー分野
環境修復・管理分野
大気・土壌・水質評価分野
環境リスク評価分野
社会基盤工学講座
東日本大震災では地震による津波災害で大きな被害が発生しました。
それ以降も、地震災害、豪雨災害、土砂災害、噴火災害などが発生しており、人々の命や財産を守るために、安全を確保できる社会基盤施設の構築と地域に合った減災計画の立案が求められています。
また、21世紀は20世紀中に私たちが手にした社会資本ストックのメンテナンスがさらに重要になると考えられます。
このような背景のもと、大規模災害に対応した防災技術の開発や社会基盤施設の維持管理、持続可能な社会の形成に向けた地域計画の立案を主な対象として、新しい視点と広い視野を持った建設技術者の育成を目的とした研究・開発に取り組んでいます。
河川・海岸分野
地盤・施工・流域保全分野
構造・材料・メンテナンス分野
地域計画・マネジメント分野