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大日本ダイヤコンサルタント株式会社
田治 愛里さん(2021年3月修了) -
富山県立大学に入学した動機は?
小さいころからもの作りが好きで、何か世の中に役立つものを作りたいと漠然と思っていました。高校時代は建築と土木でどちらの道を目指すか悩みましたが、自分が一番好きなものは何かと考え、橋梁について学びたい!シンボルとなる大きなものを作りたい!と思い、土木が学べる富山県立大学を選びました。また、私は県外の大学を選びましたが、社会人になる前に一人暮らしの経験ができたことが良かったなと感じています。
現在どんな仕事をしていますか?
建設コンサルタントに入社し、橋梁を設計しています。建設コンサルタントは現場での仕事が比較的少なく、女性でも長く働きやすい環境であると感じています。大学時代の構造力学や土質力学の知識を活かしながら、現在は全国各地の橋梁の詳細設計や図面のチェックを日々行っています。入社してからは勉強の毎日で同世代の同僚と切磋琢磨し楽しく充実した日々を送っています。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
大学は自分の好きなことや興味のあることを探求できる場所であると思っています。周りの大人の意見を参考にしつつ、自分の意見もしっかり持つことで後悔のない大学選びができるといいですね。大学生になれば自由な時間が多く、社会人として働くうえでの土台となることを学べる機会が多くあります。受験勉強は苦しいことが多くあると思いますが、夢や希望をもって頑張ってください。
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富山県職員
二宮 舞友さん(2019年3月卒業) -
富山県立大学に入学した動機は?
私は大学でこんなことをしたい!という明確な目標はなかったのですが、富山県内の大学に入ることを希望していたこと、好きな科目を活かすことができること、また就職率が高いこともあり、富山県立大学に入学することを決めました。大変なことも多く、実際とイメージにギャップを感じることもありましたが、就職してからは、大学で学んだ知識を活かす場面があったり、大学時代にお世話になった先生方と関わることがあったり、今につながっていると感じることが多くあります。
現在どんな仕事をしていますか?
現在は建設技術企画課で、土木工事や委託業務を発注する際の積算の指導などを行っています。富山県庁の仕事は、道路、河川、砂防、港湾、都市計画などと幅広く、さまざまな分野に携わることができます。行政の仕事は、あまり知られていないことが多く、どちらかと言えば縁の下の力持ちの存在ですが、県民の方から感謝されたり自分の担当した工事が無事完成したりすると達成感が得られます。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
大学では専門的なことをより深く学ぶことができ、実際の現場で行う実験や研究をすることができます。また、学業に限らず、自分のやりたいことを追求できる場所だと思います。大学生活は長いようであっという間なので、少しでも興味があることは何でも挑戦し、卒業する時には何かひとつでも頑張ったと思えることをもってほしいです。
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川田工業株式会社
今井 裕規さん(2020年3月博士前期課程修了) -
富山県立大学に入学した動機は?
高校生の時はやりたいことが決まっておらず、でも将来就く仕事に関しては誰に対しても胸を張って話せるような人の役に立つ仕事に就きたいと考えていました。そこで地元から近い大学で、環境保全や社会基盤の整備について学べる富山県立大学の環境・社会基盤工学科のことを知りました。環境も社会インフラも現代社会になくてはならないものであり、また卒業生の就職率が高いこともあって入学を決めました。
現在どんな仕事をしていますか?
橋梁メーカーで橋を架ける仕事をしています。私が入社した会社では、設計・製作・施工まで行っているため、社内で橋梁工事の一連の仕事が完結しています。場合によっては自分が設計した橋の製作や施工に関われることもあるため、非常にやりがいを感じます。私自身、以前までは設計や計画の部署におり、現在は自分が計画した現場で施工管理をしています。
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
環境・社会基盤工学科は、環境や社会基盤に関することを幅広く学ぶことができる学科です。卒業生の進路を見ても、就職先の業種が幅広いです。そのため就職先の希望が明確に決まっていなくても、大学に入って実際に学んでみてから自分に合った分野の仕事を選択することができます。また就職支援も充実しているため、富山県立大学に入学したら安心して学び、もちろんサークル活動やアルバイトなど大学生活も楽しんでください。
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株式会社日水コン
加藤 希さん(2023年3月博士前期課程修了) -
大学院に進学した理由を教えてください。
進学について考えたのは、学部生の時点では自分の興味のある分野や将来取り組みたいことが明確でなかったからです。また、同時期に研究活動を通じ、水環境ついてさらに知識を深め、実験も進めてみたいと思いました。大変なことも多くありましたが、各学会での発表経験など大学院の2年間で自分を成長させることができたと実感しています。また、水にかかわる仕事がしたい、と考えるようになり、現在の企業を選択するきっかけにもなりました。
富山県立大学ではどんな研究をしていましたか?
大学院では『電解法を用いた温泉水からのホウ素除去』の研究をしていました。所属する研究室では取り上げた前例の無いテーマだったので、まずは関連論文探して実験の方針を決め、次に条件を変えてデータ量を増やして…と初めて取り組む作業が多くて大変でした。思うように結果が出ない中、先生にアドバイスをいただきながら、粘り強く実験を繰り返すことでどうにか成果を残すことができました
高校生の皆さんへ応援メッセージを!
受験勉強は大変だと思いますが、困難を乗り越えた分だけこの先の自分の自信に繋がるはずです。それぞれの目標に向かって、後悔の無いよう頑張ってください。また、大学生活ではサークル活動やアルバイトを通して、今までよりもずっとたくさんの人たちと関わることができますが、気の知れた仲で集まる機会は少なくなるかもしれません。学業はもちろん大切ですが、高校生活も最後まで大いに楽しんでください!