環境・社会基盤工学科の紹介

環境・社会基盤工学科の紹介

環境・社会基盤工学科では、環境問題の解決に必要な環境工学の専門知識と、安全で持続可能な社会づくりに必要な土木工学の専門知識をあわせ持ったエンジニアを育成します。
富山県立大学工学部 環境・社会基盤工学科の母体は1962年開学の富山県立大谷技術短期大学にあります。1972年には富山県立技術短期大学と名称が変更され、1990年に富山県立大学が開学した後も富山県立大学短期大学部環境工学科などとして、地域社会に貢献できる人材の育成、高度な研究を推進してきました。そして2009年に富山県立大学工学部の5番目の学科として環境工学科が開設されました。2017年に名称が環境・社会基盤工学科となり現在に至っています。工学部の学科としては比較的新しいですが、富山県立大谷技術短期大学までさかのぼると、50年以上の歴史があり、多くの人材を輩出してきたことが自慢の学科です。


川上智規主任教授

教育プログラムの特徴として、早い段階から教養教育のみならず専門教育も並行して行なう点が挙げられます。1年次生のときから実験実習を含む専門教育を行ない、環境工学や土木工学の基礎を学び、親しんでもらい、エンジニアとしてどのような知識の習得が必要なのかを早い段階で感じてもらいます。3年次の後期には研究室の配属が決まり、卒業に向けてさらに専門的な知識を積み上げていきます。もちろんこれらは本学全体の特徴である少人数教育によってなされます。学科定員は1学年55名に対して教員は20名いますので、学習や就職などについて、ていねいに指導することができます。また、環境・社会基盤工学科では、各学年に2名の教員が担任として割り当てられており、わからないことなど、担任を通じて相談しやすい体制を取っています。就職の指導も担任を中心として行いますが、3年次後期には研究室配属が決まっているので、研究室の教員とも協力して一人一人の学生の希望を聞きながら本人に適した就職を応援します。
就職先としては、公務員や建設業が多いですが、製造業、環境関連企業、など多岐にわたっています。長い歴史のある学科なので先輩が迎えてくれることも多いでしょう。もちろん大学院に進学する卒業生もいます。
大学院ではさらに高度な技術を学び、自分で研究テーマを設定し、研究計画を立て、実践します。ASEANや中国からの留学生も多く、国際色豊かな大学院となっています。
環境分析、環境装置の設計、土木設計、土木施工、研究開発などなど、エンジニアの仕事は楽しいことがいっぱい。やりたいことが実現できる学科です。